- 『パプリカ』英語歌詞版(Paprika Foorin team E version)
- 曲りくねり はしゃいだ道
- 青葉の森で駆け回る
- 遊びまわり 日差しの街
- 誰かが呼んでいる
- 夏が来る 影が立つ あなたに会いたい
- 見つけたのはいちばん星
- 明日も晴れるかな
- パプリカ 花が咲いたら
- 晴れた空に種を蒔こう
- ハレルヤ 夢を描いたなら
- 心遊ばせあなたにとどけ
- 雨に燻り 月は陰り
- 木陰で泣いてたのは誰
- 一人一人 慰めるように
- 誰かが呼んでいる
- 喜びを数えたら あなたでいっぱい
- 帰り道を照らしたのは
- 思い出のかげぼうし
- 会いに行くよ 並木を抜けて
- 歌を歌って
- 手にはいっぱいの 花を抱えて
- らるらりら
- かかと弾ませこの指とまれ
- 『パプリカ』英語版のサビでより詳しく学習
『パプリカ』英語歌詞版(Paprika Foorin team E version)
『パプリカ』は、米津玄師の作詞・作曲、そして米津玄師プロデュースの小中学生音楽ユニット「Foorin」(フーリン)の楽曲です。
そんな『パプリカ』の英語歌詞バージョンが、英語ネイティブのユニット「Foorin team E」によって歌われています。
今回は、『Paprika Foorin team E version』の英語歌詞の意味、日本語訳を確認し、原曲の歌詞と比較しながら、英語学習をしていきます。
曲りくねり はしゃいだ道
Twisting and turning, down this road we go 曲りくねり はしゃいだ道
Twisting and turning, we go down this road.
と考えると分かりやすいですね。
twist : (人が)縫うようにして進む、(川・道路が)曲がりくねる
「曲がりくねった道」という日本語を訳すとすると、 winding road という表現が思い浮かびますが、ここではそうはしていません。
twisting の後ろに目的語がないので、自動詞として使っている、分詞構文と考えられるかと思います。
すると、「私たち」が twist して turn しているということですね。
縫うように進み、曲がる、ということですね。
go down this road で、「この道を行く」ということですね。
間違いでしたらご指摘ください
青葉の森で駆け回る
Running to the forest where we can play all day 青葉の森で駆け回る
running to the forest で、「森に向かって走っている」ですね。
どんな森かというと、where we can play all day 「一日中遊ぶことができる」森です。
関係副詞の where ですね。
遊びまわり 日差しの街
The sun shines so brightly on our country town 遊びまわり 日差しの街
「太陽が私たちの田舎町でとても明るく輝いている」ですね。
brightly : [副詞] 明るく
country :田舎
town : 町
“country town” で「田舎町」ですね。
誰かが呼んでいる
Someone’s always calling out your name 誰かが呼んでいる
「誰かがいつもあなたの名前を(大声で)呼んでいる」ですね。
<学習者向けの補足>
進行形と always を一緒に使うと、「非難」や「イライラ」のニュアンスを表すことがありますね。
例:
He is always complaining.
「彼はいつも不満を言ってばかりいる」
夏が来る 影が立つ あなたに会いたい
And when summer comes, see our shadows grow Always know I will miss you so 夏が来る 影が立つ あなたに会いたい
「そして、夏が来るとき、私たちの影が伸びる(育つ)のを見なさい」ですね。
see は知覚動詞ですね。SVOCを取るので、see の後ろが「our shadows が grow する」という主語・述語の関係です。
“Always know …” は、他のところで主語の省略は見られないので、命令文と考えて良いかと思います。
直訳は、「私が、あなたがいないのをとても寂しく思うということを、いつも分かっていなさい」といった感じですね。
後ろに so を置くのは、あまり見慣れない形でしょうか。
He loved her so!
彼は本当に彼女に首ったけだったの
出典:ジーニアス英和辞典
見つけたのはいちばん星
Come on, look up, find the first star in the sky 見つけたのはいちばん星
こちらも命令文ですね。
「来て、見上げて、空の一番星を見つけなさい」ですね。
明日も晴れるかな
I hope tomorrow will be sunny, too 明日も晴れるかな
I hope 文のかたまり で、「〜であることを願う(望む)」ですね。
Tomorrow will be sunny. と言っています。
受験英語では、 It will be sunny tomorrow. というように、it を主語にする書き方を多く見るかと思います。
パプリカ 花が咲いたら
Paprika, when our flowers start to bloom パプリカ 花が咲いたら
bloom : [動詞] (花が)咲く
「私たちの花が咲き始めるとき」ですね。
晴れた空に種を蒔こう
Put the seeds into your hands and throw them in the sky 晴れた空に種を蒔こう
「手の中に種を置いて(握って)、空にそれらを投げなさい」ということですね。
ハレルヤ 夢を描いたなら
Paprika, we can make our dreams come alive ハレルヤ 夢を描いたなら
英語はまたパプリカなんですね。ハレルヤではありません。
make はSVOCを取るので、「our dreams が come alive する」という主語・述語の関係です。
「私たちは夢を生き生きさせることができる」ということですね。
心遊ばせあなたにとどけ
Rain or shine, we’ll find a way to play again another day 心遊ばせあなたにとどけ
「雨が降っても晴れても、別の日に再び遊ぶ方法を見つけるでしょう」ということですね。
雨に燻り 月は陰り
It’s raining and pouring, the moon’s hiding away 雨に燻り 月は陰り
pour は発音注意の単語です。
カタカナで書くなら「ポー」という感じでしょうか。
「パウア」ではありません。
pour は「(液体)を注ぐ」という意味で使いますが、
ここでは自動詞で「雨が激しく降る」ということですね。
the moon’s は the moon is の省略と考えて、hiding away ですから現在進行形です。
隠れているということですね。away は「離れて」というイメージです。
木陰で泣いてたのは誰
I think I can hear someone crying in the shade 木陰で泣いてたのは誰
think の中身が文のかたまりになっています。
I can hear someone crying in the shade の全部ですね。
hear はSVOCをとる知覚動詞です。
OとCは主語・述語の関係ですね。
someone が crying in the shade である、
つまり、「誰かが陰で泣いている」のが聞こえる、ということです。
一人一人 慰めるように
Don’t worry I promise, there’s no need to be afraid 一人一人 慰めるように
Don’t worry の直後にカンマを置いても良い気がします。
「心配しないで、約束するよ。恐れる必要はないよ」ということですね。
誰かが呼んでいる
Someone’s always calling out your name 誰かが呼んでいる
上述の通りです。
喜びを数えたら あなたでいっぱい
Come and count with me all the happy things So much joy you always bring 喜びを数えたら あなたでいっぱい
thing(s) と bring で韻を踏んでいるため、語順を整えています。
直訳すると、
「来て、私と一緒に全ての嬉しいことを数えなさい」
「あなたがいつも持ってくるとてもたくさんの喜び」
ということですね。
帰り道を照らしたのは
Now it’s time to go, I’ll see you tomorrow 帰り道を照らしたのは
「もう行く(帰る)時間」「また明日会おう」と、
かなり直接的な表現になっています。
思い出のかげぼうし
Memories will light the way back home 思い出のかげぼうし
light を他動詞として使っています。
思い出が帰り道を「照らす」ということですね。
会いに行くよ 並木を抜けて
I will run to you Through the forest where we played 会いに行くよ 並木を抜けて
日本語と音が近いのが良いですね。
「あなたのもとに走っていくよ」ということですね。
「私たちが遊んだ森を通って」ですね。
はじめに “the forest where we can play all day” 「一日中遊ぶことができる森」が出てきてましたね。
歌を歌って
Singing songs we made 歌を歌って
「私たちが作った歌を歌いながら」ですね。
手にはいっぱいの 花を抱えて
And I will fill both hands with flowers along the way 手にはいっぱいの 花を抱えて
「そして私は両手を花でいっぱいにするでしょう」ですね。
along the way とは?と思いましたが、「並木を抜けて」という歌詞がありましたね。
「道に沿って」ということです。
fill A with B : AをBで満たす
まさに受験英語で覚える表現ですね。
学生の方、学習者はこちらも確認しましょう。
受動態の単元で出てくるフレーズです。
be filled with 〜「〜で満たされている(〜でいっぱい)」 ≒ be full of 〜
らるらりら
La-di la-di-da らるらりら
かかと弾ませこの指とまれ
Let’s all come together now, point our fingers to the sky かかと弾ませこの指とまれ
「この指とまれ」ではなく、「空に指を指す」となっています。
「この指とまれ」というのは日本的なものなのでしょうか。
英語で発信していくにあたり、必要に応じた変更ということですね。
『パプリカ』英語版のサビでより詳しく学習
こちらの記事で、サビをより詳しく扱っています。英語学習を頑張る中学生、高校生、大歓迎です。
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