アニメ『鬼滅の刃』の名言・セリフを、英語吹き替え版ではどのように言うのか見ていきます。
はじめに
この記事では、アニメ『鬼滅の刃』の英語吹き替え版のセリフを扱います。
単語・文法・表現などを確認し、楽しく英語学習をしていきます。
教えるというよりは、一緒に勉強するスタンスです。
ですので、もし誤りがありましたら、教えていただけると幸いです。
また、日本語と英語の違いを楽しんでいきます。
「血鬼術 爆血」は英語で?
今回は、アニメ『鬼滅の刃』第19話「ヒノカミ」より、竈門禰豆子のこのセリフを扱います。
血鬼術… 爆血!
第19話「ヒノカミ」といえば、感動の回ですね。
「竈門炭治郎のうた」をBGMに、禰豆子の振り絞る声が胸に刺さります。
鬼になってしまった禰豆子は話すことがないので、このセリフは貴重ですね。
次に、英語吹き替え版のセリフを見ていきましょう。
血鬼術… 爆血! Blood demon art. Exploding blood!
シンプルな英語ですね。
英語もかっこいいです。
それでは、英語の表現を見ていきましょう。
「血鬼術」は英語で?
Blood demon art.
「血」「鬼」「術」をそれぞれ直訳した感じですね。
- blood = 血、血液
- demon = 鬼
- art = 技術
ここでは、art という単語に注目したいです。
art というと、「芸術」という和訳が真っ先に思い浮かびますが、ここでは「芸術」とは異なりますね。
art が「技術」といった意味で使われる場合、例えば、
the art of building : 建築術 the art of defense: 護身術 引用 : ジーニアス英和辞典第4版
などがあるそうです。
また、art は
(経験やカンに基づいてできあがった芸術的・専門的)技術手腕、わざ、技巧 引用 : ジーニアス和英辞典第2版
また、
昔からの流儀によってできあがった具体的な技術・知識
とのことです。
「技術」という日本語を英語にすると、technique や skill なども思いつきますが、
art の方がよりオシャレな表現のようにも感じます。
「爆血」は英語で?
Exploding blood!
これも、直訳ですね。
explode : 〜を爆発させる/爆発する
explode は他動詞、自動詞の両方の使い方があります。
さて、「爆血」は、「血を爆発させる」なのか、「血が爆発する」なのか、悩ましいところがあります。
この日本語や英語のみでは、読み取りづらいですね。
ただ、もし他動詞なら「血を爆発させること」、自動詞なら「爆発する血」となるので、ほぼ同じような現象を指します。
おわりに
このシーンを思い出すと涙が出てきてしまいそうになりますが、それだけ印象的なシーンですから、この英語の表現もすぐに覚えられてしまいますね。
ちなみに、「血鬼術 爆血」は、漫画の英語版でも同じ英訳が使われています。
短い記事でしたが、お読みいただきありがとうございました。
コメント