【とある魔術の禁書目録】「そもそも、何で俺とオマエが第一位と第二位に分けられてるか知ってるか?その間に絶対的な壁があるからだ」は英語で?

このブログでは、アニメの英語吹き替え版のセリフを紹介し、英語学習をしていきます。

今回は、『とある魔術の禁書目録Ⅲ』第6話「超能力者達」から、一方通行(アクセラレータ)の名台詞を扱います。

一方通行: そもそも、何で俺とオマエが第一位と第二位に分けられてるか知ってるか? その間に絶対的な壁があるからだ。

これは、英語ではどのように言うのでしょうか。

「そもそも、何で俺とオマエが第一位と第二位に分けられてるか知ってるか?その間に絶対的な壁があるからだ。」は英語で?

Accelerator: And by the way, do you have any idea at all why you and I are currently divided into first and second ranks? It’s because there’s a complete wall between us that you’ll never get past.

シビれますね。かっこいいです。
それでは見ていきましょう。

「そもそも、 何で俺とオマエが第一位と第二位に分けられてるか知ってるか?」

And by the way, do you have any idea at all why you and I are currently divided into first and second ranks?

by the way : ところで

at all : [疑問文で] いったい、そもそも

ここで難しいのが、at all が、否定文でない、つまり、not 〜 at all の形でないということですね。
辞書を引いて確認したい表現です。

you and I「あなたと私」

日本語は「私とあなた」、「俺とオマエ」という順番ですが、
英語は普通 “you and I” です。
相手を先に言い、相手を立てるということですね。

けいおんの曲も『U&I』、田村ゆかりさんの曲も『you & me』です。
『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』の安室奈美恵さんが歌っている主題歌も『toi et moi』ですね(英語の “you and me” または “you and I” にあたります)。

学園都市第一位の一方通行でさえ、”you and I” と、相手を先に言います。
それほど強い語順のルールなのですね。

divide : 〜を分ける、分割する

be divided で、「分けられている」ということです。

currently : 現在

currently は「現在」という副詞です。
この位置、be動詞と過去分詞の間に入れられるかがポイントです。

into first and second ranks

「1位と2位に」ということですね。
前置詞の into が使えるかもポイントです。
ranks と複数形になっていますね。

any idea why 〜

why 以下は間接疑問ですね。
間接疑問は肯定文の語順です。
「あなたと私がなぜ1位と2位に分けられているか」ということです。

「any idea = why 〜」という構造ですから、同格の関係です。
why 以下が、idea の内容を説明しています。
「あなたと私がなぜ第1位と第2位に分けられているか」という「考え」ですね。

その間に絶対的な壁があるからだ。

It’s because there’s a complete wall between us that you’ll never get past.

It’s because 〜.

「なぜなら〜」と理由を説明しています。
because は従位接続詞ですから、主節が必要past’s because と始めることで、きちんと主節を用意し、一方通行さんはきちんと文法を守っているわけですね。

complete : まったくの、完全な

there’s a complete wall で「完全な壁がある」ということです。
between us は、「私たちの間に」です。

that 以下は a complete wall を説明しています。
that は関係代名詞で、先行詞は a complete wall です。
普通は先行詞と関係節は間を空けませんが、語順を整えるために離しています。

前の文の at all も同様です。

past : [副詞] 通り過ぎて

a complete wall that you’ll never get past で「あなたが決して越えることができない完全な壁」という意味ですね。

get past で「通り抜ける」「克服する」といった意味です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました