『君の名は。』の英語吹き替え版を楽しんでいます。
今回は、『君の名は。』の瀧のこちらのセリフを扱います。
瀧: 大事な人。忘れたくない人。忘れちゃダメな人。 誰だ…誰だ…誰だ…誰だ… 名前は!?
今回は、こちらのセリフを英語で紹介し、文法・単語・表現などを見ていきます。
クライマックスの感動するシーンですね。
「大事な人。忘れたくない人。忘れちゃダメな人」は英語で?
瀧: 大事な人。忘れたくない人。忘れちゃダメな人。 誰だ…誰だ…誰だ…誰だ… 名前は!?
英語ではこちら。
Taki: Someone precious. Someone I don’t want to forget. Someone I shouldn’t! Who was it? Who was it? Who? Who? What’s your name?
比較的、簡単な英語ですね。それでは、見ていきましょう。
大事な人
Someone precious.
someone や something などを修飾したいときは、後ろに置くというルールがありました。
something cold to drink「冷たい飲み物」で覚えましょう。
precious : 高価な、貴重な、大切な
伊藤由奈の「Precious」という歌がありますね。
忘れたくない人
Someone I don’t want to forget.
こちらも someone の後ろから修飾という形ですが、こちらは関係代名詞ですね。
forget の後ろに目的語が来ますから、関係代名詞の目的格の that の省略です。
先行詞が someone ですから、that が好まれます。
忘れちゃダメな人
Someone I shouldn’t!
shouldn’t の後ろには、当然 forget が省略されています。
繰り返しは避けるのが英語の癖ですね。
誰だ…誰だ…誰だ…誰だ…
Who was it? Who was it? Who? Who?
“Who is it?” ではなく、”Who was it?”「誰だっけ?」と過去形になっています。
例えば、”What was that?”「何だって?」というのも過去形ですね。
聞き返すときに使う表現です。
名前は!?
What’s your name?
“What’s your name?” は、英会話の初めで習う、誰もが知っている表現ですね。
ところが、使い所に注意しなければなりません。
面接や職務質問のような、硬い、あるいは冷たい響きを持っています。
初対面の人、目上の人に用いるとき、丁寧に言いたいときは、”May I have your name, please?” と言うのが良いですね。
今回は、直接相手に語りかけているわけではないので、問題ないですね。
しかも、映画ラストのシーンは、やっぱり “What is your name?” ではありません。
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